【2019年最新版】東京で薬剤師転職を成功したい!年収アップ5つのポイント!

東京都にある大学の薬学部を卒業して、都心部で薬剤師として働いている方は年収の低さに悩んでいませんか?
一般企業は都心部の大企業は高収入になる傾向にありますが、薬剤師においては一概にそうとは言えません。
日本は高齢化社会が深刻化しており、全国的に薬剤師の人手不足も問題になっています。 特に地方は若い人口が減り、薬学部も少ないことから薬剤師の需要が急速に高まっています。
そのため、都心部よりも薬学部の人手不足がより深刻化している地方の薬学部求人の方が年収が高いのです。
しかし、東京都で暮らしている方にとっては東京で薬剤師転職して年収アップをしたいですよね。 そこで今回は、東京都で薬剤師転職を検討している方に向けて、年収アップ成功の5つのポイントを解説していきます。

東京の薬剤師は年収が低いのはなぜ?

東京都で薬剤師転職をする方は、全国的に見た年収の相場を知っておきましょう。 薬剤師の求人は、東京都や神奈川県、大阪府などの都心部に多いですが、地方と比較すると年収の低さが気になりませんか? 大手転職支援サービスの「薬キャリPlus」によれば、全国の薬剤師の平均年収は553万円ですが、東京都の平均年収は515万円です。 ランキングの数字では、東京都で働く薬剤師の年収は全国47都道府県の中で35位となっています。 つまり、東京都で働く薬剤師は全国平均よりも約40万円安いことが分かります。

東京都は薬学部がある大学が多く就職先の選択肢が広いから

東京都は人口が多いのに、なぜ薬剤師の年収は低いのか理由をみていきましょう。 まず、1つ目の理由としては東京都には大学の薬学部が10校以上と多くあり、卒業生が働く就職先が多いことが挙げられます。 東京都は全国から薬剤師を目指す若い人材が集まり、安定した人材を確保できているのです。 東京都には多くの「薬剤師の卵」がいるので働き口が多く、東京都の病院や調剤薬局の求人はすぐに人が集まりやすい特徴があります。 全国的に薬剤師は人手不足ですが、東京都は薬剤師のが多く、それほど影響を受けてないのです。 東京都は全国でも調剤薬局の数が最も多く、薬剤師の就職先の約60%は調剤薬局となっているため、必然的に薬剤師が集まりやすいと言えます。 そのため、東京都の病院や調剤薬局、ドラッグストアはわざわざ年収を上げて募集をかけなくても薬剤師が集まるという訳です。

地方の医療機関や調剤薬局は東京都よりも人手不足が深刻化しているから

一方で、地方の病院、調剤薬局、ドラッグストアは薬剤師の人手不足がかなり深刻化しています。 地方出身の人も東京都の薬学部を卒業してから、東京都の職場へ就職する人が多く、ますます地方の若い人材が不足してしまうという循環です。 地方の薬学部求人は募集をかけてもなかなか人が集まらず、従業員を確保するのに苦労しています。 特に過疎地域や人口が少ないエリアは、かなり高収入の求人を出している場合があります。 そのため、同じ調剤薬局の求人でも東京都と地方では年収に40万円以上差が開いているのです。 ちなみに、この現象は薬剤師だけでなく、医療機関の全体で共通しており、医者や看護師などの求人にも同じことが言えます。 東京都の医療機関の求人は地方よりも年収が低く設定されており、都心部ほど年収は下がっています。 今地方で薬剤師として働いている方は、年収アップのために東京都の就職先を検討しているかもしれませんが、年収は下がる可能性が高いです。 東京都は薬剤師の数が多く、就職先の選択肢も多いので、年収は低いことを予め知っておきましょう。

東京で薬剤師転職!年収アップする5つのポイント

東京都は薬学部の卒業生が多く、薬剤師が多いため買い手市場に傾いております、年収は残念ながら低く設定されていることが分かりました。 平均年収は全国平均と比べると40万円安く、ランキングは35位なので、「高収入は見込めない?」と不安な方も多いかもしれません。 しかし、東京都は薬剤師求人が全国的に最も多く、自分の最適な職場が見つけやすいメリットがあります。 東京都のすべての求人が低い年収という訳ではありません。 戦略的な転職活動をすれば、東京都で薬剤師転職しても高収入を狙えるチャンスは十分にありますよ。

①東京23区以外の薬剤師求人を探す

東京都は全国でも薬剤師の年収が低めの設定ですが、東京の中でも23区はさらに低めとなっています。 東京23区にある病院、調剤薬局、ドラッグストアなとの職場は、薬剤師求人が集まりやすく、年収は低いのが特徴です。 住まいが東京23区の場合、転職先は近くの職場で探したいかもしれませんが、八王子市、町田市、府中市、調布市、立川市あたりは年収が若干上がります。 例えば、東京23区の薬剤師求人は年収600万円の案件はあまり見つかりませんが、東京都の市内になると高収入案件も見つかります。 勤務地は東京23区にこだわって求人を探している方は、検索エリアを広げてみることをおすすめします。

②薬剤師に特化した転職サイトに複数登録する

東京都で年収の高い求人を見つけるには、幅広い求人数をチェックする必要があります。 基本的に東京都の薬剤師求人は年収が低めに設定してあるので、多くの求人から高収入案件を見つけなければなりません。 多く求人数から検索した方が高収入案件を見つけやすくなります。 最近は、薬剤師専門の転職サイトが増えてきており、比較的求人検索が簡単にできるようになりました。 薬剤師専門の転職サイトは必ずしも一つだけに登録する必要はなく、複数の転職サイトに登録した方がメリットは多いです。 複数の薬剤師専門の転職サイトに登録することで、選択肢が広がり、高収入で自分に合った求人が見つけやすくなるからです。 転職サイトには、様々な職種を網羅している総合型と薬剤師専門の転職サイトがあります。 転職大手のリクルートで言えば、総合型はリクナビネクスト、薬剤師専門はリクナビ薬剤師ですね。 薬剤師専門の転職サイトは、薬剤師求人に特化しているので求人検索がしやすいのがメリットです。 薬剤師専門の転職サイトは、調剤薬局やドラッグストアなどの店舗の求人を得意としています。 総合型の転職サイトは様々な求人を揃えており、薬剤師専門ではありませんが、製薬会社や一般企業の求人に強みがあります。 一般企業や製薬会社は調剤薬局やドラッグストアよりも高収入なので人気がある職場です。 特に大手の製薬会社や外資系企業の製薬会社は、東京都に集中してるので、一般企業の求人が気になる方は 総合型の転職サイトにも登録すると良いでしょう。

③東京都の新規オープンや急募の薬剤師求人をチェックする

東京都の薬剤師求人は新店舗や急募を狙うと年収アップしやすくなるので要チェックです。 例えば、新規オープンのドラッグストア、調剤薬局併設のドラッグストアは急増しているので、薬剤師求人も多く見られます。 新規オープンのドラッグストア、調剤薬局併設のドラッグストア、調剤薬局は年収を高めにしている求人も見られるので随時チェックしましょう。 そして、急に従業員が辞めてしまい穴が空いてしまった急募の求人は、比較的早く採用されやすく、注目してもらうために年収も高い求人も見られます。 新規オープンのお店はみんなゼロからのスタートなのですでに従業員がいる職場環境よりも、仕事がしやすいメリットもあります。 転職サイトは、条件検索からも新規オープンや急募の求人をチェックすることをおすすめします。

④市場価値と業界に精通している転職エージェントから非公開案件を紹介してもらう

調剤薬局やドラッグストアのハイキャリア役職は転職エージェントが非公開案件として保有しているケースが多いです。 大手チェーン調剤薬局の管理薬剤師、大手ドラッグストアの店長やエリアマネージャーなどの求人は年収700万円以上の高収入案件が多いです。 東京都で管理薬剤師や店長などの役職へ転職を希望する方は、転職エージェントを利用しましょう。 好条件の優良案件は、一般の転職サイトや公式サイトから募集すると応募が殺到してしまうので、多くの場合、信頼できる転職エージェントに任せています。

転職エージェントは最適な人材を見つけたときに、非公開案件として特別に会員に紹介する形を取ります。 基本的に優良案件が多い非公開案件は、転職エージェントに会員登録しなければ、紹介してもらえません。 転職エージェントの会員登録は無料なので、転職して年収アップしたい方は、優良案件を紹介してもらうために転職エージェントは活用すべきです。 転職エージェントに登録すると、専任のキャリアコンサルタントが付いてマンツーマンで採用までをサポートしてくれます。 現職が忙しい方も希望の条件を専任キャリアコンサルタントに伝えれば、最適な仕事を紹介してくれて、優良な非公開案件も紹介してもらえるようになります。

初めて薬剤師転職する方も、年収アップしたいことを伝えれば、希望に合った仕事を定期的に紹介してもらえるので転職活動が効率よく進みます。 転職エージェントを利用すると、高収入案件が多い非公開案件を紹介してもらえるだけでなく、職務経歴書・履歴書の書き方、添削、面接対策などを行ってくれます。

薬剤師に特化した転職エージェントの専任キャリアコンサルタントは元医療機関に勤めていた人や業界に精通した人が担当します。 求人情報では分からない職場の内部事情や職場環境についても詳しく教えてもらえるのがメリットです。 転職サイトだけを使って自分一人で転職活動をしても自分の市場価値はなかなか分かりません。 転職エージェントを利用すれば、専任キャリアコンサルタントがどれくらいの収入が見込めるかを教えてけれるのもメリットです。 薬剤師独特の仕事の悩み、人間関係なども相談に乗ってくれるので、今すぐに転職するつもりがなくても利用する価値はありますよ。 自分に合った職場が見つかりやすく、転職成功へ導いてくれるので、積極的に活用することをおすすめします。

⑤医療機関の関係者や知人に高収入案件を紹介してもらう

薬剤師転職は、転職サイトや転職エージェントを利用するやり方が主流になってきました。 しかし、今でも昔ながらの知人に紹介してもらい転職するやり方も少なくありません。 長く医療機関に勤めている知り合いや友人ならば、いわゆるコネで好条件の求人を紹介してもらえることがあります。 東京都は比較的年収が低く設定されていますが、紹介であれば高収入の条件もあり得るので、あらゆるコネを使うのもコツです。 注意点としては、友人や親族からの紹介だからといって安心して契約書を交わさずに曖昧なまま入社するのは良くありません。 トラブルを防ぐためにも転職先の労働条件をよく確認して、納得した上で契約をして転職することが大切です。

地方の薬剤師求人もチェックしてみよう

これまで東京都の薬剤師転職で年収アップするコツを解説していきました。 どうしても東京都で転職先を探さなければならない方は参考にして頂きたいと思います。 もし、今後実家に戻る予定がある方、Uターン転職、Iターン転職する方は、地方の薬剤師求人も同時にチェックすることをおすすめします。 転職する優先事項が年収アップであれば、地方の調剤薬局やドラッグストアも検討する価値がありますよ。 地方の薬剤師求人は年収700万円以上、住宅手当10万円といったかなりの好待遇が見られます。 東京都よりも生活費が安くなる上に、家賃もかからないので、自由に使えるお金が増えて生活レベルは簡単にあげることができるのがメリットです。 薬剤師の資格は国家資格ですので、東京都だけでなく全国に選択肢を広げてみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は、東京都で薬剤師転職を検討している方に向けて、年収アップ成功の5つのポイントをご紹介しました。 東京都の薬剤師求人は数は多くてもなかなか高収入の案件が見つからず、悩んでいる方も多いでしょう。 どうしても東京都に絞って薬剤師求人をお探しの方は、23区以外の求人、新規オープンや急募の薬剤師求人も定期的にチェックすることをおすすめします。 転職サイトや転職エージェントも複数利用して、求人の選択肢を広げると思わぬ高収入案件に出会えるかもしれません。 ぜひ、東京都の薬剤師転職の際の参考にして頂いて年収アップを実現させましょう。