【2019年版】大阪の薬剤師転職!有効求人倍率と平均年収は高い?

大阪で薬剤師転職したいけど、「平均年収はどうかな?」と気になっていませんか?
多くの職種の場合、大阪や東京など人口が多い都市の方が平均年収が高い傾向にあります。
しかし、薬剤師においては一概にはそうとは言えないので注意が必要です。 そこで今回は、大阪で薬剤師する方が知っておきたい有効求人倍率と平均年収を見ていきましょう。 大阪で高収入の薬剤師転職を成功するコツも解説するので、最後までご参考にしてみてくださいね。

大阪の薬剤師の有効求人倍率は?

大阪府には多くの大学病院、クリニック、調剤薬局、ドラッグストアがあり、薬剤師が働く職場は多くあります。 近年は高齢化社会が深刻化しており、全国的に薬剤師を含む医療関係の仕事は人手不足が続いています。

平成30年12月、大阪労働局が発表した大阪府内の有効求人倍率は1.77倍です。 有効求人倍率は1.0倍以上を超えていると、求職者よりも求人数が上回っているため、転職に有利な状態にあると言えますね。 大阪府内の有効求人倍率は全国有効求人倍率1.63倍と比較しても高めの数値です。 これから大阪府で転職する方は、幅広い求人の中から仕事を選ぶことができます。

大阪の医師・薬剤師等などの医療関係の有効求人倍率を見てみると、4.49倍とかなり高めの数値です。 大阪で薬剤師転職をしたい方は、多くの求人数から希望の条件に合った仕事を見つけやすい絶好のタイミングです。 厚生労働省「平成28年医師・歯科医師・薬剤師調査」によれば、大阪府の薬剤師は約61%が女性となっており、結婚・出産後に復職する人も多いのが特徴です。 大阪府の薬剤師はライフスタイルに合わせた働き方ができる職場が多く、子育て中の方にも最適です。

大阪の薬剤師の平均年収はどれくらい?

薬剤師転職サービス「薬キャリ」によれば、大阪府の薬剤師の平均年収は全国で39位の493万円となっています。 全国の薬剤師の平均年収は553万円と比較すると、大阪府の平均年収は全国平均よりも約60万円低いです。 多くの職種は大阪府や東京都など、都市部の方が需要が高く、物価も高いので平均年収は高めです。

しかし、冒頭にも述べたように、薬剤師や医師など医療関係は必ずしも「都市部の年収が良い」というルールは当てはまりません。 人口が多い都市部よりも地方の方が転職希望者が少ないので、医療関係の人手不足は深刻化しています。 薬剤師のメインの職場である病院や調剤薬局、ドラッグストアは、大阪府よりも地方の方が平均年収が高い傾向にあるのです。 大阪府内で薬剤師転職をした場合は、職場を変えても平均年収が変わらないことが多いです。 しかし、地方から大阪へ薬剤師転職をした場合には、平均年収が下がってしまうケースがあるので注意が必要です。

なぜ平均年収が低いの?

大阪府の薬剤師は、全国の平均年収と比較すると低いことが分かりました。 大阪府の薬剤師は年収や月収が低くなってしまう理由はいくつか理由があります。

①大阪府には薬剤師が多いから

大阪府は薬剤師自体の数が多いため、地方と比べると人手不足に悩んでいません。 大阪府は、20代、30代の若手の薬剤師だけでなく、結婚・出産後に薬剤師に復職したり、Uターン、Iターン転職する薬剤師も多いのが特徴です。 大阪府の病院や調剤薬局、ドラッグストアは薬剤師求人を出すと応募者が多く集まるため、年収が低くなる傾向にあります。 他にライバルが多いため、求職者よりも職場が優位な立場になっていると言うことですね。

②大阪府には薬学部がある大学が多いから

大阪府には薬学部がある大学が多く、卒業後に大阪府で薬剤師になる学生が多いことも理由の一つです。 大阪府には薬学部がある大学は全部で5校あり、大阪大学、大阪薬科大学、近畿大学、摂南大学、大阪大谷大学があります。 大阪府には多くの「薬剤師の卵」がいて、卒業後には地元の地方へ帰らずに大阪府に残って就職する人が多いのです。 大阪府の病院、調剤薬局、ドラッグストアは募集をかければ、新卒の薬剤師を十分に確保することができます。 しかし、地方では薬学部がある大学が少ないので、多くの職場は薬剤師を十分に確保することが難しいのです。

③大阪府はUターン転職、Iターン転職する人が多いから

地方よりも都市部で働きたい人が多く、大阪府はUターン転職、Iターン転職する人が多いためです。 薬剤師は全国で役立つ資格なので、場所を選ばずどこでも働くことができます。 20代〜30代のキャリア志向の若い世代は地方よりも都会を選ぶ人が多く、大阪府には多くの薬剤師が集まるのです。 以上の3つの理由から、大阪府は全国的にも薬剤師の平均年収は低めの数値になってます。

大阪で薬剤師求人数が多いエリアは?

大阪府で薬剤師求人数が多いエリアは大阪市、堺市、東大阪市、枚方市、豊中市、吹田市が挙げられます。 調剤薬局は大阪市内に多く、岸和田市・和泉市は少なめです。 大阪府は人口が多く、病院や調剤薬局、ドラッグストアが多いエリアは薬剤師求人数も多くなり、仕事を選びやすいのがメリットです。 大阪府は多くの薬剤師求人がありますが、年収はエリアにより異なるのでよく比較しましょう。 例えば、大阪市は薬剤師求人が最も多いエリアですが年収は低めなのがデメリットです。 大阪市の中心から離れた富田林市や茨木市になると、求人数は減りますが、平均年収は若干上がるので狙い目です。 大阪市内の薬剤師求人はほとんどが年収600万円以下となっていますが、富田林市や茨木市の場合は超えている案件を見つけることができます。

大阪の薬剤師求人で高収入案件を見つけるには?

大阪府は薬剤師求人数は多いですが、年収は低いことが分かりました。 では、大阪で薬剤師転職する方が高収入案件を見つけるにはどうすればよいでしょうか? 少しでも年収アップを実現するには、病院や調剤薬局よりもドラッグストア(調剤薬局併設のドラッグストア)を選ぶことをおすすめします。 ドラッグストアは年収や待遇が良く、病院よりも高収入案件が多いので狙い目です。

薬剤師専門の転職エージェントに複数登録して、高収入案件が多い非公開求人を紹介してもらうのも良いでしょう。 多くの転職エージェントは独自に管理している非公開求人を多く保有しています。 人気の案件は一般公開すると応募が殺到してしまうため、非公開求人としてエージェントに託しています。 非公開求人は、転職エージェントに登録してマッチングした人だけが紹介してもらうことができます。 転職エージェントに登録すると、専任キャリアコンサルタントが間に入って労働条件や年収の交渉も代行してもらえるので頼りがいがありますね。 大阪府で高収入案件を見つけるには、転職エージェントに複数登録して積極的に利用しましょう。

【2019年】大阪で利用したいおすすめの薬剤師転職エージェント厳選3選

ここからは、大阪の薬剤師転職サポートに実績があり、年収アップやキャリア転職できるサービスをご紹介しましょう。 転職エージェントは一つではなく、複数に登録することで幅広い選択肢から自分の条件に合った求人を見つけることができます。 同じドラッグストアの求人であっても、転職エージェントの交渉力により労働条件や年収は変わります。 複数登録した方が有利な転職をすることができるので、最低でも3社は登録することをおすすめします。

①薬キャリ(エムスリーキャリア)

「薬キャリ(エムスリーキャリア)」は、大阪で薬剤師転職する方がはじめに登録しておきたい転職サービスです。 大阪にある病院、調剤薬局、ドラッグストア、製薬企業の優良求人を多く保有しています。 「薬キャリ」に登録すると、高収入の非公開案件を紹介してもらえるのが嬉しいポイント。 薬剤師の転職市場に詳しい専任キャリアコンサルタントによる徹底サポートを受けられるので、初めて大阪で薬剤師転職する方も安心です。 口コミでは、面接対策や履歴書・職務経歴書の採点や指導も丁寧だと評判です。 大阪にある多くの病院や調剤薬局、ドラッグストア、 一般企業とコネクションがあるので、労働条件や年収交渉も得意としており頼りがいがあります。 求人情報を見ただけでは分からないデメリットも教えてもらえるので求人選びに役立ちますね。 「薬キャリ」は、大阪の薬剤師転職の実績が多く、年収アップしたい方、キャリア転職したい方は登録マストです。

②マイナビ薬剤師

転職大手の「マイナビグループ」が運営する「マイナビ薬剤師」は、第二新卒や20代〜30代の転職サポートに強みがある転職サービスです。 「マイナビ」は「リクルート」と並ぶ転職サービス大手の強みを活かし、大阪府にある多くの薬剤師求人を保有しています。 転職大手のマイナビが運営している安心感があり、案件の質の高さには定評があります。 大阪の求人数の多さはもちろん、全国にある病院、調剤薬局、ドラッグストア、一般企業の求人をカバーしてるので、幅広い求人数から選ぶことができます。 マイナビは新卒の就職サポートも手がけているので、特に一般企業との繋がりも強く、優良案件を多く保有しているが特徴です。 薬剤師の資格を活かして、大阪の一般企業へ転職したいと考えている方は、「マイナビ薬剤師」に登録マスト! 専任キャリアコンサルタントが丁寧なカウンセリングをして条件に合った求人を紹介してもらえますよ。 「マイナビ薬剤師」は、高収入案件があれば大阪にこだわらない方、Uターン、Iターン転職する方にも役立ちます。

③ファルマスタッフ

全国に調剤薬局チェーンを展開する「日本調剤グループ」が運営する「ファルマスタッフ」は、調剤薬局の薬剤師求人を多く保有しています。 大阪の調剤薬局に転職したい方、他県から大阪の調剤薬局へ転職したい方は「ファルマスタッフ」がおすすめ! 高時給な調剤薬局の求人が多く、派遣や契約社員、非常勤の求人に強みがあります。 最近は、条件が良ければ正社員にこだわらず非常勤でもよいという薬剤師も増えています。 子育て中の方は勤務時間をセーブしながら仕事をしたい方、高時給の派遣で効率的に稼ぎたい方もいるでしょう。 「ファルマスタッフ」は全国にある日本調剤の強みを活かした優良案件が多く、時給4,000円以上の派遣求人も多く保有しています。 「ファルマスタッフ」に登録すると専任キャリアコンサルタントのよる丁寧なフルサポートを受けらるので、初めて派遣にチャレンジする方も安心です。 大阪で薬剤師転職する前に、調剤薬局で派遣の仕事をやってみたい方にも役立ちますね。 薬剤師の派遣は期間が決められているので、職場の人間関係に悩むことなく、ストレスなく仕事に集中できるのもメリットです。 専任キャリアコンサルタントは全国の調剤薬局に精通しているので、募集要項を見ただけでは分らない職場の雰囲気や人間関係も教えてもらえます。

【大阪編】転職エージェントの使い方

大阪の薬剤師転職に成功するためには、複数の転職サービスに登録することをおすすめします。 転職エージェントによって独自に管理している非公開求人の内容は異なるので、複数に登録すると選択肢を広げることができます。 転職エージェントに登録後、カウンセリングしてマッチングする求人が見つかるまでには時間がかかります。 現職が忙しい方は、早めに転職エージェントに登録して活用しましょう。

専任キャリアコンサルタントは相性が合わなかったり、希望が伝わらずにミスマッチの求人ばかり紹介されるケースも少なくありません。 そういった場合は、早めに担当者を変えてもらい信頼できるコンサルタントにサポートしてもらうことが大切です。

まとめ

今回は、大阪で薬剤師転職する際に知っておきたい有効求人倍率、平均年収をみていきました。 2019年の大阪の薬剤師求人数は多いのがメリットですが、平均年収が低いのがデメリットです。 今回ご紹介したおすすめの転職エージェントを活用すれば、徹底的なフルサポートにより高収入案件を見つけることが可能です。 専任キャリアコンサルタントは、自分だけで転職すると難しい労働条件や年収の交渉も行ってくれるので心強いですね。