薬剤師として年収アップそしてイクメンに!

転職をしようと思った経緯

学生・就職・結婚・子供と目まぐるしい状況変化

30歳で転職を決意しました。

理由は色々ありますが、『身の回りの環境や状況の目まぐるしい変化に対応するため』というのが一番正直な理由でしょうか。

私は、母方の家系に薬剤師や歯科医師などの医療系職業が多く、小さいころから薬剤師の叔母がいる薬局に遊びにいっていました。

私の叔母は、『薬剤師はすごく儲かるから絶対に薬剤師になりなさい』と私に度々言い聞かせました。

子供相手には効果的な勧誘だったと思います。

子供ながらにお金のありがたみをなんとなく感じていた私は疑うこともなく薬剤師になろうと決心しました。

それほど成績も悪くなかったので、薬剤師を目指して薬学部に無事進学することができました。

幸いに留年することなく無事にストレートで卒業することが出来ました。

薬学部が4年制から6年制に移行した一期生であったため、空白の2年間のおかげもあり、就職にはほとんど困ることはありませんでした。

大学入学前は叔母の影響で、薬局に就職していずれは自分の薬局を持ちたいと希望に胸を膨らませていました。

しかし、大学の恩師である教授に研究の楽しさを教わり、6年の学生生活の4年を研究に費やしていたため、卒業後も研究に携わりたいと思うようになりました。

ただ、薬剤師になる上で、研究を選択してしまうと『大学に残る』又は、『製薬メーカーや研究所に就職する』といった選択肢になってしまいます。

患者さんと接することに薬剤師としてのやりがいを感じていた私は、研究のために臨床現場を離れることも諦めきれず、臨床と研究のどちらも質を高く経験することが出来る大学病院を選択したのは欲張りな自分が出てしまったのかもしれません。

大学病院での薬剤師としての生活はとても充実したものでした。

1年目から病棟業務を経験することができ、更に就職先の大学病院では全ての病棟をローテーションで回るため、偏り無く薬の知識を身につけることが出来たのも大きな財産です。

ローテーションが終わってからは消化器内科と消化器外科を担当し、難病疾患である炎症性腸疾患や肝疾患などに携わりながら薬剤師としてのキャリアを積んで行くことが出来ました。

研究の方は、大学病院ということもあり、1年目から薬剤部の研究をさせてもらうことが出来ました。

2年目からは、大学院に進学し、薬剤師と二足のわらじで基礎研究に従事することが出来たのも非常に良い経験となりました。

このように、自分のやりたいことをしっかりと経験することが出来る日々でしたが、日中は薬剤師として働き、夜は大学院生として研究を行っていたので、朝も夜も無いような本当にもう二度としたくないと思うような毎日を過ごしていました(笑)。

常に睡眠不足で、仕事中にPC再起動の待ち時間で立ったまま寝落ちしそうになったときはこのままでは死んじゃうなって思いましたね(笑)。

それでも、若いうちはまだ頑張っていましたよ。

薬剤部の仲間と飲みに行ったり、当時の彼女(今の妻)とも出来るだけ会う時間を作っていました。

ほんと良くやっていましたね。

妻も当時は仕事をしていたため、お互いが頑張って時間を作っていました。

そんな生活が3,4年間続き、ずっと一緒にいたいなと思い、結婚を決意しました。

ただ、薬剤師としての仕事は年々増えていきます。

普段のルーチン業務だけでなく院内のチーム医療や勉強会の開催、院外の対外的な仕事も声がかかるようになりました。

忙しいのは好きな方なので仕事をもらえるという事実はとても嬉しかったですが、体がいくつあっても足りません。

もちろん研究に時間が割ける日も限りがあります。

平日だけでは足りず、土日返上で研究していました。

そんな状況でよく結婚しようと思ったなと今では思いますね。

家庭を全く考えていないような生活や時間を送っていたので。

2人だけの時間はまだ良かったです。

妻は時間を合わせてくれ、寝不足で疲労困憊な私を支えてくれました。

結婚して2年目に子供が出来てからが地獄のような日々でした。

薬剤師として5年目を迎え、大学院生としては4年目。

どちらも忙しく、まったく家庭を顧みることが出来ませんでした。

育児は全て妻に任せきり、子供も正直私を父親として認識してくれていたかは悲しいくらいわかりませんでした。

育児に協力的でない私に妻はイライラし、『早く帰って来て欲しい』、『少しは子供の面倒を見て』、挙げ句の果てに、『あなたより(私の)弟に子供がなついてる、かまってかまってと訴えているのがわからないの?』と言われたときは自分の中ではっとしました。

それほど、妻も子供も放ってしまっているのか、悲しい気持ちにさせてしまっているのか。

言われないとわからないくらいになっていました。

それもそうかもしれません。

朝仕事に向かい、日中仕事をしてその後研究、帰って寝るだけの生活リズム。

家での家族の会話はほとんどなくなっていました。

このままではいけないと気付いた私は、この環境を脱するためにその手立てを模索し始めました。

仕事が一段落ついてからお風呂を入れに帰る。

休日は家にいるようにする。

など、あの手この手で時間を作ります。

しかし、仕事量は変わらない。

研究は残り続け、根本的には何一つ変わりませんでした。

ここまで来ると、もう考えることは一つしかありません。

妻にも相談され、やっとここで根本的解決を試みることにしました。

そう、転職です。

色々考えて転職会社紹介サイトを利用したこと

初めての転職!期待と不安と疑問と

薬剤師として年収500万はありましたので、貯金もそれなりに出来ていました。

そのため、1人で生きていく上では何も不自由していませんでした。

ですが、結婚して子供ができ、家族を養う立場になって一馬力では不安があることがわかりました。

妻は家庭環境と育児を考え、ずっと働いていた職場を辞めて家に入ることを選択しました。

そのため、私は、妻と息子を私の給料のみで養っていかなければなりません。

『500万あれば大丈夫じゃない?』と思った人もいるのではないでしょうか? これは個人的な話になりますが、私は大学生活6年間、奨学金を借りていました。

学費は両親、生活費は自分でなんとかするのが約束であったため、奨学金とアルバイトで生計を立てていました。

利子付きの第一種を借りていたので、変換総額は1000万円を超えていました。

これが、私に大きな負担を与えていました。

お金に余裕があれば心の余裕を得ることが出来ますが、生活費・保険・子供の学資保険、貯金に奨学金の返済を入れると生活は一杯一杯でそれほど余裕もありません。

また、大学院に行く学費もかかります。

研究する時間も必要です。

もう仕事と研究を両立することは難しいと判断し、一旦大学院を休学することにしました。

苦渋の決断でしたが、これまで私のわがままで家族に迷惑をかけてしまっていたため、今度は私が家族と向き合いたいと思っていました。

研究室の教授にも無事に承諾を得ることができ、今も休学中です。

一段落したらまた再開したいと考えています。

転職することで大学病院という枠から解放されるため、必然的に対外的な仕事は減ります。

そのため、次の職場の仕事量や残業量と給料が私の転職では必須の条件となりました。

現在の1人で抱え込むには多すぎる仕事量と残業の多さの改善に加えて、一馬力で家族を養っていくための給料アップが必要です。

とはいえ、転職なんてしたことがありません。

そのため、友達や知り合いの薬剤師に様子を聞くことから始めました。

調剤薬局に勤める知り合いに聞いてみたところ、給料は目に見えて上がりそうでした。

その代わり、病院は土日祝日が休みですが、土曜日も働かなくてはならなくなるようです。

病院は、勤務条件はこれまでと大きく変わることはないようでした。

そのかわり、給料は県・市・個人など病院の運営先によって変わってくると言うことを友達から聞くことができました。

と、自分で調査できるのはここまででした。

施設ごとの具体的な勤務時間や給料は分からずじまい。

それにできれば、転職をしようとしていることは出来るだけばれたくありませんでした。

転職による職場環境の改善・向上と給料面のアップはとても魅力的で、妻と話をしているだけでも楽しくなったのを覚えています。

しかし、具体的な条件がわからない状態での個人での転職活動に限界を感じ、不安に苛まれたのは言うまでもありません。

どうやって転職をすればよいのかわからない私は、先輩薬剤師にアドバイスを求めることにしました。

その先輩は、薬剤師歴15年のベテランで、製薬メーカーから薬局、病院といろいろな職場を経験した方でした。

両親の都合で都会の製薬メーカーから地元に戻ってきたそうですが、特に薬剤師の知り合いもおらず転職に困った経験を持ち、私に共通する部分を持っていました。

その先輩は、地元に帰るタイミングで大手全国チェーンの薬局に転職したそうですが、思っていた薬剤師業務が出来なかったため病院に再転職を決意したそうです。

チェーン薬局からの転職では絶対に失敗しないようにしたいとインターネットで情報を集めました。

そこで薬剤師専門の転職サイトを見つけ、先輩の行いたかった癌化学療法をキーワードに今の職場にたどり着くことが出来たとのことでした。

もともと石橋を叩いて渡らないくらい慎重な私です。

一生を左右する可能性のある転職についてプロの意見を参考にしない手はありません。

そのため、早速インターネットで薬剤師の転職サイトを検索しました。

『薬剤師、転職』と検索するだけでも相当数のサイトがヒットしましたので流し見していたところ、気になるサイトを見つけました。

それは、転職情報を1回登録するだけで、転職サービスに3社も同時登録・比較検討ができるというサイトでした。

慎重派の割にめんどくさがり屋の私は、このという薬剤師キャリアというサイトに登録しました。

サイトの内容や求人案内めんどくさければ無視しとけばいいかくらいの気持ちだったで転職情報を登録しました。

3社中1社を選び、転職活動を行った内容

私の登録した希望条件は、『正社員』、『病院』、『勤務地(地元)』とフリーキーワードで『給料が高い』の4つです。

ちょっと贅沢な条件かと思いましたが、転職したい理由も自分なりに重たいと感じていたため、妥協を許さずに欲しい条件を全て書きました。

条件を提示してすぐに提案が来たのには驚きました。

個人的に一番のキーポイントであった給料と次に大切な病院であることは譲れませんでしたが、さすがに3社からのアプローチであったせいか、近隣病院だけならず、県内で知らないような病院の情報も載っていました。

あとは、各社の担当コンサルタントの方との条件のすりあわせです。

1人で家族を養っていき奨学金を返済するのにも十分な給料、家族との時間をしっかりと取れるような勤務時間と残業の量、そして、臨床現場で仕事をしたいという自分のわがままも少し残しつつ、せっかくの転職なので、少し言い過ぎかと思いながらも条件を提示させてもらいました。

正直、思ったよりも希望に合った条件の病院があるんだなと思ったのが素直な印象です。

10病院くらいの提示から最終的には3病院まで絞ってくれました。

あとは、自分で決めるだけかと思っていましたが、ここまで来るとコンサルタントの方とも仲良くなっており、その病院の人間関係や業務の様子・院内からの薬剤部の評判など、おそらく就職しなければわからないであろう情報をどこから仕入れたのかわかりませんが聞くことが出来ました。

これは大きな情報ですよね。

だって外から中の様子がわかるんですよ。

金銭的な条件に少し気持ちが偏っていたときに、コンサルタントの方から仕事をちゃんと続けることが大切ですよとアドバイスをもらったときはぐっと胸に来ましたね。

そこまで親身になって意見してもらえるとは夢にも思っていませんでした。

結局、3病院は条件的には似ていたので、自宅からの距離とその薬剤部の評判を最後の選定にしっかりと使わせてもらって新しい病院に決めることが出来ました。

転職を行って結果どうなったか

転職希望の病院を決めてから転職までは、前の職場を辞めるための期間がありましたのでちょっと時間がかかりましたね。

辞めますといってすぐ辞めてしまうほど世間知らずではありませんでしたので。

といっても、これもコンサルタントの方にアドバイス頂いたことですけどね(笑)。

何から何までお世話になりっぱなしでしたが、前の大学病院を後腐れ無く辞めることができました。

就職試験も無事にクリアし、前もってコンサルタントの方から内部の情報を聞いていたので、業務も思いのほかスムーズに始めることが出来ました。

年収も600万円までアップしました。

転職先の病院は上がり幅も良いみたいで毎年楽しみにしています。

また、薬剤師歴も考慮していただいたので、初任給も少し高めに設定してもらうことができました。

これもコンサルタントの方のおかげなのでしょうか。

家からそれほど遠い所を選ばなかったので、通勤時間も少し増えるくらい。

特に苦労なく通勤できています。

好きな音楽を聴きながらの通勤は楽しいものです。

これなら続けることが出来そうです。

一番気になっていた家族ですが、残業も月に10時間あるかないかくらいになったため、これまでより家に帰る時間も早くなりました。

子供が『パパお帰りー』と起きている時間に帰れて、抱っこしたり一緒にご飯を食べたり、お風呂に入ったりとこれまでの私に無かった家族の時間を存分に味わうことが出来ています。

心なしか妻と話す時間も増えた気がします。

週末に3人で串カツを食べに行くのが楽しく、今度は妻と焼き鳥を食べに行こうと話しています。

妻と子供の笑顔を見ることが出来て今とても充実しています。

幸せです。

今思えば仕事に追われて大変な日々も嫌ではなかったと思いますが、正直、あのままでは今の生活は得ることが出来なかったのではないでしょうか。

自分ひとりで突っ走った転職をしなくて本当に良かったと思います。

たくさんの転職サイトを見て自分で比較するのではなく、同じ条件からそれぞれのコンサルタントの方に提案してもらえるこのスタンスは私に合っていました。

今回の転職は成功です。