結婚が転機に!

転職をしようと思った経緯

人生最大の喜びが転機に!

私が転職をしようと思った理由は、結婚です。
 結婚をタイミングに退職や転職を考える人は多いのではないでしょうか?
 正直いうと女性の退職や転職理由で一番理解が得られるものだと思います。私もこれに乗っかった形です。
 ただ、結婚をタイミングとしてもその細かい理由は人それぞれ違うでしょう。
 まず、自己紹介がてらその経緯を紹介します。

 私は薬学部に進学するとき、地元から出て県外の大学に行きました。
 一人暮らしも初めてで慣れない環境にとても困惑したのを今でも覚えています。
 頭はあまり賢いほうではなかったので、進級も毎回赤点ぎりぎりをさまよっていた気がします。それでも何とか留年せずに進級することが出来ました。
 私は6年制薬学部に進学したので、5年生の時に長期実務実習がありました。私の在学していた大学は、地元での実習を推奨していたので、これにあやかり、大学5年生の時に半年間だけ実家暮らしで実習をしました。とても楽をさせてもらいましたね(笑)。今でこそだいぶ良くなりましたが、私はもともとアトピー持ちです。偶然にも実習先の薬局は、小さいころから通っていたかかりつけの薬局でした。なんだか少し気まずいような感じもしましたが、実習先の先生は普段と変わらない様子で私を迎えてくれたので、楽しい実習生活を送ることが出来ました。
 病院実習は地元の大学病院で行いました。ここには、私の大学の時の先輩が務めています。実は高校も一緒だったのでよく知っている先輩です。その先輩は働き始めて2年目ですが、優しく指導してくれました。わからないことも一緒に調べてくれたり実習中はとても頼りがいのある先輩でした。先輩はかねてから大学病院で働きたいと夢を持っており、念願が叶ってとても充実した様子で働いていたのを今でも覚えています。もともと調剤薬局志望だった私にとって、その先輩の輝きはとてもいい刺激になり、2か月半の実習が終わるころにはその先輩のようになりたいと思うようになりました。

 就職先を病院にしようと思って就職活動をしているとき、両親が地元に帰ってきてくれたら嬉しいとしつこく言ってくるのに負けて地元に戻ることにしました。そこで、やはり候補に挙がったのは、先輩がいる実習先の大学病院です。ここで先輩みたいになりたいという一心で就職試験を受けて見事合格を勝ち取ることが出来ました。
 
 ただ、現実はそう甘くありませんでした。あまり勉強が得意でない私は残念ながら薬剤国家試験に落ちてしまったのです。  一緒に働けるのを楽しみにしてるねと言ってくれた先輩や職場の方々に大変申し訳なくて。断りの連絡するのが辛かったです。それと同時に予備校通いになりました。1年間勉強漬けの毎日です。あれが人生で一番つらかった期間かもしれません。勉強しながら、また就職活動をしなければならないことに嫌気がさしているとき、先輩が連絡をくれました。先輩は、私とぜひ一緒に仕事がしたいからまたうちの病院受けてみたらと言ってくれました。国家試験に落ちてしまっていけなくなったことがすごく申し訳なくて、最初はお断りをしていましたが、その先輩が猛烈にアタックしてきてくれたので、恥を忍んでまた試験を受けて合格をもらうことになりました。
 ここまできて国家試験に落ちることなんてできません。無事に合格して念願の大学病院で働くことになりました。

と、ここまで長い前置きをしましたが、話はここからもう一息です。
私は、国家試験に落ちてしまったので、同期入職予定の人が先輩になってしまっています。その中には一緒に実習をした友達もいたのでとても変な感じでした。覚悟はしていましたが。
でも悪いことばかりではなかったです。結局私の先輩(本来は同期)は6人いました。その中で一緒に実習をしたのが3人。あとの3人はストレート入職が1人とあとは1つ上の人が2人でした。後輩になってしまったことをいじられながらも先輩たちとは仲良くできていました。一緒にバーベキューやキャンプ、旅行などにも行く仲になり、職場の人にもここ最近でこんなに仲がいい年代はないと言われるほどでした。

ただ、仲良くなっていくうちにより仲良くなりたいと思う人が出来ました。それは、年齢が1つ上の2人のうちの一人です。あまり表情を表に出さない人でしたが、どうやら向こうも私のことを良く思っていてくれていたようで、職場のみんなには内緒でこっそり付き合うことになりました。仲のいい先輩にはすぐにばれましたけど。私は顔に出やすいみたいです(笑)。 職場の人にばれないように順調にお付き合いしていくうち、彼がプロポーズをしてくれました。行動力がないと思っていたので驚きました。私はもちろんOKだったので即答しました。ただ、彼がその時いうわけです。『もちろん職場は辞めてね』と。 もちろんわかりますよ。同じ職場で同じ部署でいると私たちも周りも気まずいのは。でも、せっかく憧れの先輩の影響を受けてやりがいある大学病院に入ったのに…。言い合いを続けましたが、彼は最後までこの部分を譲ることはありませんでした。先輩にもこっそりと相談しましたが、『そこまで思ってくれてうれしいよ。でも、これからは一人じゃなくて二人で決めていくようになるんだからそこは折り合いをつけていかないとね』って。正直、辞めたくない気持ちが大きかったです。気まずいのもきっとすぐに慣れると思っていました。けど、彼がこれを提案したのには気まずさ以外にもう一つ理由がありました。大学病院は残業が多く、19時や20時に終わることは日常茶飯事でした。学会前の準備なんてしていると日をまたぐことも多く、これについてはしんどいなと思っていた気持ちは確かにあります。結婚したら家のことはきちんとしたいとかねてから思っていた私は、この“帰宅時間の遅さ”の部分で彼に説得され、結局、寿退社することにしました。

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色々考えて転職会社紹介サイトを利用したこと

退職後、家にいるようになって感じたこと

私、めんどくさがり屋なんです。

 仕事をやめてすぐには就職しませんでした。いざ仕事を辞めるって決めたらこれまで帰りが遅かったこともあって少し休憩したくなっちゃったんです。なので、辞めてから4か月は家で主婦をしていました。
 これが、思ったほど悪くないんです。彼のお弁当を作って洗濯や掃除などの家事をこなしてこれまでに経験したことのない充実感を得ることが出来ました。このまま専業主婦でもいいかなとは思いましたが、彼に『仕事好きだったのにもったいなくないの?』と言われてはっとしましたね。私は国家試験に落ちてもやりがいを求めて大学病院を2回も受験しました。仕事をするのが好きだった自分を思い出しました。ただ、働くためには就職活動をしなくてはいけません。それなのに今回は、実習していた病院などのアドバンテージがありません。それに、まずどうやって就職活動をすればいいのか正直わかりませんでした。でも、動かないと仕事ができるわけがありません。
 こういう時の私は動きませんね。こんな時は主人に相談です。意外と決断力ありますからいいアドバイスくれたります。試しに聞いてみると、『俺、就職活動したの今の病院だけだし、ここ1本だったからよくわからんわ(笑)』と一蹴。そりゃそうかと妙に納得。でもさすが主人です。主人の同期ですでに薬局に転職した先輩がいたので、その先輩にどうやって転職したかを聞いてもらえることになりました。
 その先輩は、働き始めて3年目が終わるときに、調剤薬局で働きたいと転職活動をし、大手チェーン薬局に就職していました。先輩もどこかしらにツテがあるわけでもなく、就職活動をどうやってしようか迷っていたそうです。そこで何気なくインターネットで転職方法を検索したところ、薬剤師向けの転職サイトがあることを知ったそうでした。ここに何気なく登録したところからその先輩は就職活動が始まったとのことでした。

 これなら私でもできるとすぐにネット検索。『薬剤師、転職、○○(地名)』といれるといろんなサイトがあって驚きました。むしろありすぎて困りましたね。いったいどうしようかと思っていたら、主人がこのサイトならめんどくさがり屋のお前でもいけるんじゃない?と探してくれました。
 そのサイトは、転職情報を1回入力すると、同時に何社かに登録され、各サイトで登録をする無駄を省略できるようなサイトでした。これだと思いましたね。すぐにこのサイトに登録して就職活動を始めました。ちなみに気になるサイト名は『UP薬剤師』です。

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3社中1社を選び、転職活動を行った内容

探す手間が省けるぴったりな条件提示

 サイトに登録した後は驚くくらいすぐに連絡がありました。さすがネット社会です。私が希望した条件は、『病院』と『定時終業』です。

 これまでの職場は帰る時間が遅くて辛かったというのもあります。しかし、結婚したことによって、家族の時間を取れる、早く帰れる職場であることを重要視するようになりました。これまでは、やりがいで残業時間はある程度我慢することが出来ていたみたいです。ですが、結婚して主人にご飯を作ってあげたい、一緒にいる時間がほしいなんて私が思うとは夢にも思ってもみませんでした。だから、転職するにあたってここは譲ることが出来ませんでした
 あとは、実は調剤薬局やドラッグストアでもいいかなと思っていました。正直給料はいいし。でも、ここでも主人から一言。『俺のわがままで仕事辞めたみたいなものなんだから、次の職場は給料を気にせずに自分のやりたいことをすればいいよ。早く帰りたいならそれが叶えられるところを探せばいい。幸いにお互い薬剤師だし、俺が働いていれば食べていけないことはないから』って。もう泣きそうですよね(笑)。家庭を大事にしようと思って、仕事も給料の高い職場を選んだ方がいいのではないかと勝手に思っていました。でもまだやりがいを求めてもいいと主人に言われて、やっぱり病院勤務で希望を出すことにしました。

 なので、私はこの病院と定時終業が譲れない条件になりました。田舎なのでそんな条件なかなかないのかなって思っていましたけど、病院を5つも紹介されたときは正直驚きましたね。1つは私の地元の病院だったので、ここがいいかなと思って書類を提出しようとしていたとき、コンサルタントの人がふと気づいてしまったんです。終業時間は早いけど、通勤時間が1時間弱かかるから結局遅くなってしまうことに。これでは、結果的に私の条件を満たすことが出来ません。なので、違う病院を改めて探してもらうことにしました。もう書類を出すところまで話が進んでいたにも関わらず、コンサルタントの人には嫌な態度一つせずに対応してもらいました。そのかいあって、家から車で10分の中小病院に決めることが出来ました。UP薬剤師レスははやいですね。びっくりしました。

転職を行って結果どうなったか

 仕事を辞めていたので、試験を受けて2週間後には働き始めていました。思いのほかスムーズに働き出すことが出来たのもコンサルタントの人に前もって話を聞いていたからです。新しい職場の環境をある程度事前に聞くことが出来たので、朝は少し早くついているくらいがいいけれど、その代わりに帰りは気兼ねなく帰ることが出来るといったプチ情報も把握できていました。そのかいあってか仕事は定時終わりで主人が帰ってくるまでには買い物を済ませてご飯を作っていることが出来ています。
 では、再就職先の病院の仕事内容はどうだったか気になりますね。正直に言うと物足りなさを感じないと言ったらうそになります。大学病院と比べると人数も少ないので、できる仕事内容が少し物足りないかなとは思います。ただ、私にとって重要なのは仕事もありますが、一番は家庭です。仕事と家庭を両立したいという希望を十二分に叶えることが出来たこの転職はとても満足しています。せっかくなので、頑張って業務拡大も考えているくらいです。めんどくさがり屋ですけど行動力はありますからね。

 主人からも前より余裕があって生き生きしていると言われます。私自身にも主人にも好評だったこの転職は成功です。