ドラッグストアのオープンスタッフに転職で好待遇に!

こんにちは!私は現在、大型ドラッグストアで薬剤師として働きながら子育てや主婦として自宅の家事も行っています。

前職は東京都内で調剤薬局に勤務していましたが家庭の事情で北関東のとある中都市へ引っ越しました。

そんな私の転職活動記録を備忘録程度にまとめていたのでご紹介していきたいと思います。

薬学部在学中から最初の就職

私はごく普通の家庭に育ちました。

父はサラリーマン、母はOLとして働いていました。

高校生時代に化学が大好きになってしまい、両親に無理を言って薬学部へ進学させてもらいました。

薬学部では茶道サークルに入って細々とですが自分なりに楽しみながら学生生活をおくることができました。

茶道サークルでは2個学年が上の先輩に好意を抱き、付き合うことになりました。

私は北関東の中核市出身で、東京都内の大学へ進学させてもらいました。

その先輩も地元が近いということで意気投合して付き合い始めたことが懐かしいです。

先輩は2個上なので私よりも2年早く薬剤師になり就職しました。

いわゆる普通の薬局である調剤薬局へ就職した先輩は給料も悪くなく、休みもしっかり取れていたので調剤薬局っていいなと思っていました。

なんなら先輩と同じ調剤薬局へ就職すればいいか、なんて思ったほどです。

私も大学6年生になり、国家試験の勉強はもとより就職や将来のことについて考え始めました。

彼にもずっと相談をし続けていました。

就職についてのアドバイスは「給料よりも休み」「無理なく働けるところ」ということでした。

社会人2年目となっていた彼のアドバイスを忠実に守って自分の初めての就職活動をすることにしました。

前職はどうだったか

結局、就職は彼と同じ調剤薬局にしました。

しかし、職場での人間関係を円滑にするために付き合っていることは内緒にすることにしました。

彼からの前情報があったのでそこまでギャップなく働くことができたのかなと思います。

給料や有給休暇の取得率などは彼が言っていた通りなのでそこまで不満はなかったです。

なんなら大学時代の同期と比較してみると給料は高く、休みもしっかり取れているので羨ましがられていました。

唯一の悩みとしては私と彼が付き合っていることを隠しながら仕事をしないといけなかったことでしょうか。

何度も付き合っていると上司に話をしようかと思いましたが、転職するにあたっては話さなくてよかったなと思うことがありました。

いや、話したほうがよかったのかもしれませんが、転職するにあたりすごく大切なことでした。

なぜ転職することになったのか

では、なぜ私が転職することになったのでしょうか。

それは父親の急病が原因でした。

調剤薬局で彼と働き始めて3年目の秋に突然母親から「お父さんが倒れた」と連絡がありました。

その時は彼が直属の上司になっていたのですぐに話をして実家へ帰ることにしました。

特急や在来線を乗り継いで2時間ですが、一瞬だったように感じます。

地元の駅からはタクシーで病院へ。

病院に着くと集中治療室にいる父親に出会いました。

母親は隣で憔悴仕切っているようでした。

話を聞くと脳梗塞で倒れてしまい、麻痺も残りそうとのこと。

介護が必要になるので少しの間帰ってきてくれないかと相談されました。

今まで私の好き勝手に進学や生活をさせてもらってきたので今回は私が両親のために力になりたいと思いました。

その日の夜は久しぶりに実家に泊まりました。

ゆっくり母親と話をすることもなかったのでゆっくり話をしようと思いました。

その前に仕事終わりの彼に電話をすることに。

今でも覚えています。

あの時、彼から「落ち着くまでお義父さんのそばにいてあげな」と声をかけてもらえたこと。

彼が職場の方には事情を説明してくれてなんとか私は1週間の休みを取ることができました。

有給を残しておいたこともそうですが、こうした有事が起きたときに臨機応変な対応をしてくれた薬局のスタッフには今でも感謝の気持ちがあります。

母親とゆっくり話をすることになり今後どうするか決めました。

父親の介護をするにも施設に空きがあるかをチェックしなければいけません。

また在宅医療や在宅介護をするにも実家はバリアフリーではないので改築したほうが良いことがわかりました。

病院にしばらくは入院できますがその後、どこで対応するのがベストなのか様々な専門職の方とも相談しました。

母親と話した結果、父親の介護はできれば施設にできなければ在宅で行うようにしようということにしました。

また、私は毎週帰ってこられるのであれば帰ってきてできる限り自宅のことをするという話でまとまりました。

彼に相談

1週間ほど実家で母親と父親の病状や施設のことを決めながら休みをもらった後は職場へ戻ります。

その前に彼の家に行き、話をしました。

彼に毎週末帰ることや介護が必要なことを話すと「一緒に地元へ帰ろう」という話をしてくれました。

一瞬何を言っているのかわかりませんでした。

それくらい衝撃的な決断です。

彼はもう5年近く今の職場にお世話になっていて恩義もあるのに私の親の問題で離職しようと言ってくれたのです。

彼の返事はものすごく嬉しかったですが、職場への義理やお礼などもありすぐにどうしようとは言えなかった自分がいました。

また、それと同時に彼との将来についてもしっかり考えないといけないと思いました。

仕事を辞めるまで

彼と何度も話し合いを重ね、私が毎週末地元へ帰るのは効率が悪く、負担が大きいのではないかとなり仕事を辞めることにしました。

しかし、問題が発生します。

職場に彼と私が付き合っているということを正式に伝えていないのです。

もちろんみなさん少しは感づいていることだとは思いましたが、さすがに自分達から正式に話をしなければ筋が通らないという硬派な彼といつごろ上司に話をしようかということを話し合いました。

父は介護施設に入所することができそうなのでその施設への入所と合わせて職場を退職しようと思いました。

時期は3か月後だったのでそれまでに上司へ話をすることにしました。

一応上司へ話をする日を決めて会食の場を設けることにしました。

上司への話と実際に職場を退職

上司への会食の日はすごく緊張しました。

しかし、話をしてみると拍子抜けするほどです。

「知っていたよ」そう笑顔で話してくれたので話はしやすかったです。

上司は結婚報告かと思っていたようですが、離職の旨を伝えると少し困惑していました。

確かに一気に同じ職場で2人が辞めてしまうのでどうしたものかと頭を悩ませていました。

でも、意外と前向きに考えてくれて父の入所に合わせて実家へ帰ることができるスケジュールを組んでくれました。

それまでは仕事をしながら転職活動をしなければいけません。

転職活動の話は次項で詳しく紹介していきますが、仕事の引き継ぎ等も済ませて職場を退職する日までこの職場で本当に良かったなと思っていました。

職場に対して何も不満がなく逆に感謝しかなかったので転職をして前職よりも悪い労働条件になってしまうと嫌だなと思っていました。

転職活動編

転職活動は私だけではなく彼も一緒にするので大変でした。

また、転職までの期間も数ヶ月しかなかったのでどうしようか迷っていました。

実家の方は調剤薬局数も少なく、もちろん製薬関係なんて経験がないので無理です。

そこで、まずは大学時代の同期に相談するようにしました。

同期も東京都内から地方にある実家へ帰った経験があったのです。

話を聞いてみると最近は転職サイトが結構活発に転職の後押しをしてくれているようです。

私は就職する時に彼の紹介しかなかったので転職サイトを利用するのは少し不安がありました。

しかし、百聞は一見にしかずということで転職サイトを見てみることに。

転職サイトといっても何を見れば良いかわからず、同期へ聞いてみると「薬剤師キャリア」というサイトが良いと教えてもらえました。

薬剤師キャリアはこれ自体が転職サイトというわけでなく、転職サイトの窓口になっている印象でした。

薬剤師キャリアの登録フォームに自分の情報を入力すると3社分の転職会社へ一括登録できました。

また、何がいいってこの3社とも転職エージェンシーの方がついてくれて専属で転職のサポートをしてくれるのです。

何よりも仕事をしながら転職活動をしていた私たちにとって嬉しいことでした。

転職は首都圏にしか対応していないのかと思っていましたが、私の地方都市にも対応してくれていました。

転職エージェントの方にはまず現在の職場の状況を聞いてもらいました。

どの会社の方からも「良い職場ですね」と共感してくれるような職場で誇りに思います。

私も彼も一緒に転職することになりある1社に転職のサポートをお願いすることにしました。

彼は変わらず調剤薬局、私は調剤薬局でもドラッグストアでもよかったですが家庭を持つことを前提にして働きやすい会社を探してもらうようにしました。

すぐには決まらない

最初に数社提示してもらったのはあまり良い条件とは言えませんでした。

やっぱり前職の環境が良すぎて決めることが少し渋ってしまいました。

彼は調剤薬局で勤務時間は長くなりますが、その分給与が良いところへ転職が決まりました。

また、彼からは実家へ帰ったタイミングで結婚しようとも言われていたので一度仕事につかないで専業主婦になるのもありなのかなと思ってしまいました。

少し考えましたが、やはり実家へ帰る一番の原因は私の父の介護で彼には付き合ってもらう関係で私も働かないわけにはいかないと思いました。

転職ではやはり臨機応変にシフトを組めるような職場が良いと提示しました。

すると転職エージェントの方から新規出店をする大型ドラッグストアが薬剤師を募集しているという情報を持ってきてくれました。

まだ求人に出す前らしく独自のルートで仕入れてきてくれたのでしょう。

転職サイトに登録してよかったと思いました。

オープンスタッフだと優遇される?

最終的に私の場合、大型ドラッグストアの新規オープンに伴うスタッフ募集で応募した関係で優遇されることが多かったです。

給与面はそこまで自由はききませんでしたが、時間面ではすごく自由がきいています。

転職して引越しも落ち着いてから1年ほどして私は妊娠したことがわかりました。

出産までシフトはすごくゆるく自由に組ませてもらえたし、産休や育休をもらうこともできています。

これはオープンスタッフだからということもあるでしょうが、転職エージェントの方が知り合いのように紹介してくれたのも影響しているのではないかと思っています。

転職してみてどうか

転職する理由として父親の介護だったり実家に近くなることが目的だったのでそれを実行できる薬剤師という国家資格を所有していてよかったなと純粋に思いました。

転職は自分ですることといえばリストアップしてもらった場所を吟味することだけでした。

私が最終的に転職先に決めたドラッグストアの担当者は女性の方だというエージェントの情報をもとに転職活動をしたら結果的に子供ができても家庭と両立しやすい環境になりました。

転職をしてみて彼も良い職場に転職できたと言っていていたので夫婦 揃って転職は大成功したと思います。